メンズエステの経営において、集客と求人の要になるのが広告です。
効果的に客足や従業員数の増加を見込めるため、広告運用のプロである広告代理店に一任している店舗は少なくありません。
今回は、広告代理店を利用するメリット・デメリットについてご紹介します。
この記事を読めば、広告代理店の利用でしか得られない恩恵や、負担しなければならないリスクについて把握できます。
さらに広告代理店を選ぶポイントも併せて紹介しているので、自分に合った代理店を選びやすくなるでしょう。
広告代理店の利用を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
広告代理店とは?
広告代理店とは、クライアント企業の商品やサービスの広告活動を代理で請け負う会社を指します。
雑誌やWebメディアといった媒体への広告出稿を代理で行い、クライアント企業の売上アップをサポートするのが主な役割です。
場合によっては、広告主と広告媒体の仲介役を担うこともあります。
近年ではWebメディアをはじめとするインターネット広告が大きく成長しているため、広告掲載すれば高い効果が期待できます。
2021年にはインターネット広告費が約3兆円となり、テレビをはじめとする主要メディアの総広告費である約2兆円を超えたほど。
ただし広告代理店の数が多いため、効果的に利用するには自店舗と相性の良い代理店を厳選する必要があります。
メンズエステ経営者が広告代理店を利用するメリット
メンズエステ経営者が広告代理店を利用するメリットをご紹介します。
どのような恩恵が得られるのか把握しておけば、代理店を利用すべきか否か検討しやすくなるはずですよ。
①自身が経営する店舗にマッチした広告媒体の提案を受けられる
広告代理店は業界の知見が広いため、自店舗にマッチする広告媒体を提案してくれます。
多くの広告媒体を把握し、取引先としてのつながりを持つ広告代理店はいわば媒体選びの目利き。
プロの手を借りれば自分で探す手間を省けますし、より相性の良い広告媒体とマッチさせてくれることでしょう。
また自ら媒体を探す場合、媒体数が多すぎて自店舗との相性を見極めるのに時間を要します。
広告代理店を利用すれば媒体探しの時間も節約できるため、利用しない手はないでしょう。
②反響分析や状況・希望に応じた媒体の提案を受けられる
反響分析や状況・希望に応じて媒体を提案してくれるのもメリットの一つです。
状況や希望に応じて動けるのは、広告代理店が十分な知見を持っているから。
広告・メンズエステ業界について精通しているからこそのアドバイスや助言を受けられます。
加えて実際に広告を運用した上での分析や、今後の活用法までサポートしてくれます。
また業界の状況やトレンドなどを鑑みながら、成果の見込める施策を練ってくれるのもポイントです。
初期設定から運用、分析までを代理店に一任すれば、集客率・求人応募数の増加や自店舗内のリソース削減などの効果に期待できます。
➂代理店を利用していない他の店舗よりも早く情報をゲットできる
代理店を利用していない店舗より一足先に情報をキャッチできるのも、広告代理店を利用する大きなメリットです。
広告代理店は常に広告業界や媒体にアンテナを張っており、最新情報のキャッチアップに長けています。
そのため代理店の利用有無によって、情報収集の面で差が生じてしまうもの。
しかし広告代理店から業界や媒体の情報をいち早く共有してもらえば、他店に遅れを取ることはありません。
そのうえ自店舗にもノウハウが蓄積されていき、効果的な広告運用ができるようになります。
④代理店のみ手に入れられる情報をゲットできる
広告代理店でしか手に入らない情報を入手できるのもメリットです。
例えば、広告の費用対効果をはじめとするデータが挙げられます。
代理店でしか手に入らないデータなので、活用できるのはお店にとって大きなメリットと言えるでしょう。
特に数々の媒体での運用実績を持つ代理店は、豊富な情報を持っています。
実績に基づくデータや競合店の情報などを利用できれば、高精度な広告運用にも期待できます。
広告代理店はクライアントとの関係維持のために、情報共有や相談などにも協力的です。
代理店だけが持つ限定的な情報を積極的に共有してもらえれば、より効果的な広告運用の足掛かりとなるでしょう。
➄代理店経由でしか契約できない限定プランを利用できる
媒体との直接契約では契約することができない「限定プラン」を契約できるのも魅力です。
媒体によっては特定の代理店にしか卸していないプランがあり、そういった限定プランを契約できる場合があります。
代理店を経由して契約をすることで、限定の「割引キャンペーン」が適用されることも。
最適なプランを利用できるだけでなく費用もお得になりやすいので、広告代理店を利用する価値は大いにあるでしょう。
⑥複数媒体を契約すると値引きになる場合も
広告掲載を行う際は、複数の媒体と契約し掲載するのが一般的。
代理店を経由し、複数の媒体をまとめて契約することで、媒体によっては代理店が値引きをしてくれることも。
(※媒体ごとに異なりますので、詳しくは代理店担当者にお尋ねください)
多くの媒体を契約する場合、やはり費用が気になるところですので、経営者からすれば少しでもお得に契約できるのであればそれに越したことはありません。
⑦掲載時の画像制作を請け負ってくれる
広告を掲載することが決まると、掲載前の準備として広告で使用する画像を用意することが求められます。
媒体と直接契約している場合、自身で画像を作成するか、どこか外注先を探して用意する必要があります。
しかし、代理店によっては、提携している制作会社に依頼をし「無料で」画像の制作まで請け負ってくれるところがあります。
もちろん作成するのはプロになりますので、クオリティ面は安心。媒体に掲載する画像には様々なルールもありますので、そこを抑えてくれているのも安心です。
費用の節約だけでなく、外注先を探す手間や自身で制作する手間もカットすることができます。
代理店を選ぶ際は、こういったサービスが付随しているところを選ぶと、よりメリットを実感できることでしょう。
広告代理店との契約手数料は発生するのか?
勘違いしてしまいがちなのが、広告代理店を利用することで手数料が発生し、媒体と直接するよりも高い金額を支払う必要が出てくるのではないかということ。
こちらの答えは「NO」です。
広告代理店を経由して媒体と契約を結んだ場合と、媒体と直接契約を結んだ場合で、店舗側が支払う金額は変わりません。
代理店への手数料は、媒体側が支払うという構図になっているため、店舗が負担する訳ではないからです。
そのため、媒体と直接契約するのと同じ金額で、様々なサポートが受けられるというのが代理店契約の強みになります。
メンズエステ経営者が広告代理店を利用するデメリット
メンズエステ経営者が広告代理店を利用するデメリットについてご紹介していきます。
あらかじめリスクを把握しておくことで、代理店を利用する際に対策を立てやすくなるでしょう。
①ノウハウが蓄積されない可能性がある
広告運用を代理店に一任すると、広告に関するノウハウが自店舗に蓄積されない可能性があるというのもデメリットの一つ。
何故なら広告代理店や担当営業によっては、現状の報告やフィードバックのみで、施策や改善方法のプロセスまで共有されないというケースがあるためです。
こういう場合は、もし広告代理店の変更や契約解除などが発生した場合、運用データやノウハウは自店舗にほとんど残らないということも考えられます。
少しでも多くのノウハウを蓄積するためには、進捗確認や情報共有の依頼などを積極的に実施するのが大切です。
②代理店や担当者とのコミュニケーションが発生する
情報共有や相談など定期的なやりとりには、時間と手間がかかってしまいます。
なぜなら代理店の担当者は、1人で複数の取引先を請け負っているケースがほとんどだからです。
具体的には、お互いに空き時間の調整をしなければならず、突発的な相談や依頼の対応が難しい時もしばしば。
あらかじめ担当者がすぐには動けないと踏まえれば、レスポンスの速さや先を見据えた時間の確保などが必要です。
代理店を利用する以上、担当者とのコミュニケーションは欠かせません。そのうえでやり取りをするのに時間と手間がかかる点は、十分に把握しておきましょう。
➂ただただ高いプランを勧めてくる代理店や営業も……
代理店や営業によっては、ただただ費用の高いプランを勧めてくる方もいます。
なぜなら、媒体側からより高額な報酬を得たいから。
もし自店舗と相性の良くない媒体やプランを利用してしまえば、本来得られるはずの恩恵が台無しになってしまうおそれもあります。
店舗にとって最適な媒体やプランを選ぶためには、代理店・営業の見極めも重要です。
広告代理店の利用を検討する際の判断基準
- 自店舗にあった広告媒体を調査する時間がない
- 広告の効果検証に必要な知識や技術がない
- 最新の情報を定期的に取り入れる時間がない
- 主要なコミュニティやパーソンとコネクションを作りにいけないい
代理店の利用に向いているのは、広告についての知識や技術、情報をリサーチする時間がない方です。
時間の節約はもちろん、効率的な広告運用で集客媒体と求人媒体の効果にも期待できます。
もし初心者が広告運用を始める場合、媒体のリサーチや広告費の予算決め、ページの作成など山積みのタスクを遂行していかなければなりません。
膨大な時間とお金が必要になるため、成果を出せるのもかなり先になるでしょう。
しかし、広告代理店は効率よく成果を出すためのノウハウを一通り持っています。
広告には疎くても、代理店を通せば完璧なスタートダッシュを切れるはずです。
- 自店舗にあった広告媒体を調査する時間がある
- 広告の効果検証に必要な知識や経験がある
- 最新の情報を定期的に取り入れる時間がある
- 主要なコミュニティやパーソンとコネクションを作りにいける
逆に代理店の利用に向いていないのは、媒体や情報のリサーチに時間を割ける方、広告の効果検証について詳しい方です。
自店舗で広告運用できるノウハウや環境があれば、わざわざ代理店を利用する必要はありません。
コミュニケーションの発生といった代理店利用時のデメリットも避けられます。
また媒体との接点を持ち、広告出稿も自らできるようなら代理店は必要ないでしょう。
広告に関する知見をどれだけ持っているか、リサーチに時間を割く余裕があるのかなどを基準に検討してみてください。
信用できる広告代理店・営業を見極める10のチェックポイント
- レスポンスが早い
- 希望や予算にあった提案をしてくれる
- プランやオプションについて丁寧に説明をしてくれる
- 契約期間や解約についての説明あり
- 分析結果の報告だけではなく改善提案もおこなってくれる
- 定期的な訪問や連絡などの機会が設けられている
- 担当者がメンズエステ業界や広告媒体に詳しい
- 紹介可能な広告媒体が多い
- バナーやアイコンなどの制作の相談も請け負ってくれる
- 担当者とフィーリングが合う
信頼できる広告代理店・営業を選ぶ際には、実績・業界知識・サポートの手厚さを判断基準にしましょう。
代理店の持つ過去の実績は大きな信用材料の一つです。
特に複数の媒体を紹介できる代理店だと、媒体ごとの実績を持っている可能性があり信頼を置きやすくなります。
またメンズエステ業界・広告媒体に詳しいかどうかもポイント。
担当者が既に知見を持っていれば、密な連絡でもスムーズにコミュニケーションを取れます。
加えて、サポートの手厚さも併せて重視すべき点です。
店舗の状況や希望内容のヒアリングはもちろん、広告出稿後の報告、改善といった部分まで一貫した体制があると信用に値します。
いずれのポイントも加味した上で、自分に合った代理店を選びましょう。
まとめ:メンズエステに詳しい広告代理店を利用して経営好調に繋げよう
広告代理店を利用するメリット・デメリットや、代理店選びの見極めポイントについて解説してきました。
広告運用についての知識や技術が無い場合、代理店を利用すると効果的です。
自店舗にマッチした広告媒体やプランの選択、広告運用の分析、最新情報のキャッチといった恩恵が受けられます。
ただしデメリットもあり、手数料の支払いや代理店・担当者との定期的な連絡といった負担を背負わなければなりません。
大切なのは、メリット・デメリットを理解した上で判断し利用を決めること。
自店舗にとって必要な要素を持つ相性の良い代理店を利用すれば、経営状況にプラス効果をもたらしてくれるでしょう。
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