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【徹底解説】メンズエステ経営のトラブル全10種類の原因と対策一覧

メンズエステを経営するなら、起こり得るトラブルを把握してあらかじめ対策を講じておく必要があります。

なぜならトラブルが発生してしまうと、摘発されて経営困難になってしまう可能性もあるからです。

そこで今回はメンズエステ経営に見られる全10種類のトラブルを取り挙げて、原因と対策方法をご紹介します。

取り返しのつかない事態に発展してしまう前に、メンズエステの経営者はもちろんこれから開業を考えている方はぜひ把握しておきましょう。

目次

メンズエステの経営者とセラピスト間で起きるトラブル・対策方法

まずは、メンズエステの経営者とセラピスト間で起きるトラブルに絞ってご紹介します。

しっかり原因と対策方法を抑えて、未然に防げるようにしましょう。

セラピストの面接バックレ

面接予定のセラピストが無断でバックレてしまうというのは、メンズエステの業界ではよくある話です。

そもそも応募者の入店意欲が低い傾向で、下記のような些細な理由をきっかけに気軽にバックレます。

セラピストが面接をバックレる理由
    ・時間が経って気が変わった
    ・他に気になるお店を見つけた
    ・雨や体調不良で面倒になった
    ・急に予定が入った
    ・店員の応対が気に入らなかった など

面接に向けて予定を調整していたお店側からすると、非常に迷惑でしょう。

しかし一定数セラピストを採用できなければ、営業できなかったり売上が確保できなかったりして閉店になってしまう可能性があります。

そのため経営者は、少しでも面接者のバックレが減るように対策を講じておくべきです。

お店側ができる対策として有効なのは、「応対時に不快感を与えない」・「入店意欲の低い志望者をふるいにかける」・「スピード感のある対応」です。

ぜひ以下の表を参考に取り入れてみてください。

面接者のバックレを減らす対策
    <応対で不快感を与えない>
    ・優しい口調でゆっくり丁寧に話す
    ・聞き取りやすい声量を意識する
    ・言葉遣いに気を付ける
    ・身なりを整えておく

    <入店意欲の低い志望者をふるいにかける>
    ・応募時に電話番号やエントリーシートを提出させる
    ・事前に電話やオンラインで軽い面談を行う
    ・応募時に身分証明書を送ってもらう

    <スピード感のある対応>
    ・面接後はすぐに契約を締結する
    ・面接後はすぐに研修や体験入店をする
    ・応募時に写真をもらいすぐにサイトに登録する

まずは応対で不快感を与えないように意識して、面接をバックレる理由を作らないようにしましょう。

また応募に際して電話番号の記入や身分証明書の提出を義務付けることで、入店意欲が低い面接希望者を弾いてしまうのも有効です。

採用予定であれば面接後にすぐに契約を締結したり体験入店へと移行したりして、気分が変わる前に入店を固めてしまいましょう。

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セラピストが勝手に施術で違法行為(風俗行為)をする

一般メンズエステは「性風俗特殊営業」の届出を出しておらず、利用客の性的好奇心に応じて風俗行為を提供するのは違法です。

もしセラピストが勝手に「抜き」を伴うような性的サービスを提供してしまった場合、摘発の対象となるので注意しなければなりません。

お店が教育を怠らないようにして、法律で禁止されているという前提をセラピストに周知しておきましょう。

風俗行為はもちろん、男性器付近にすら触れないように指導しておくべきです。

また中には、違法と知っていながらも自分の稼ぎを優先して風俗行為を提供してしまうセラピストもいます。

黙認しているとお店が許容しているように捉えられるため、厳しい処罰を下さなければなりません。

厳しく注意して改善しないようであれば、お店のリスクヘッジを優先して該当するセラピストをクビにしましょう。

経営者やスタッフがセラピストに違法行為を強要・指示

経営者やスタッフがセラピストに違法行為を強要・指示した場合も、摘発の対象となります。

注意しなければならないのは、違法にあたる風俗行為への理解不足です。「抜き」を伴わなかったとしても、内容次第では性的サービスの範疇となります。

たとえ直接的なサービスでなくとも、以下のように性的好奇心を誘うと判断された場合は違法です。

性的好奇心を誘っていると判断される行為
    ・露出の多いセラピストの写真を掲載している
    ・店舗のHPや看板などに性的サービスの提供を想起させる表現が含まれている
    ・男性器やその周辺に対しての性的興奮を煽るようなマッサージの提供
    ・業界の相場から逸脱した料金設定で性的サービスを想起させる場合

経営者としてしっかり把握しておき、「意図せず違法行為に抵触してしまった」なんて事態にならないよう注意してください。

またどうしても性的サービスを提供したいのであれば、最初から性風俗店としての届出を出して風俗店として経営しましょう。

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メンズエステの利用客とセラピスト間で起きるトラブル・対策方法

利用客とセラピスト間においても、トラブルの懸念があります。

経営に必要不可欠なセラピストを守るという意味でも、しっかり把握して対策しておきましょう。

利用客がセラピストに違法行為を強要

利用客がセラピストに違法行為を強要してくるケースは、メンズエステでよくあるトラブルの一つです。

基本的にメンズエステでは、利用客からセラピストへの接触は禁止されています。

しかし施術を受けて興奮してしまい、セラピストに直接触れたり卑猥な言葉を投げかけたりといったわいせつ行為に走る人も少なくありません。

また性的サービスや本番行為の強要をしてくる人もいて、セラピストが不快な思いをすることもしばしば。

そういった迷惑客は、セラピストの対応によってしつこさを増します。曖昧な拒絶だと、利用客は「押せばイケそう」と判断して執拗に迫られかねません。

そのためセラピストには、わいせつ行為や本番強要された時にきっぱりと断るように指導しておきましょう。

迷惑客がつけ入る隙が無いように利用規約や違法行為をしっかりと教えておくのはもちろん、違反した際の具体的な処罰を指導しておくのも有効です。

さらに迷惑客にあたった際は、お店に報告するようにセラピストへ義務付けておくと良いでしょう。

迷惑な顧客を抑えておけば、注意勧告や出禁対応がしやすくなります。

財物の窃盗や紛失といった金銭トラブル

財物の窃盗や紛失といった金銭トラブルも、メンズエステでは起こり得る可能性があります。

例えば「お客さんが支払った代金」「お店の売上」「セラピストの手持ちのお金」など貴重品の類は盗まれかねないので、注意が必要です。

セラピストがシャワーや着替えの準備でいなくなった隙を見計らって犯行が行われるケースがほとんど。

また反対にお客さん側が貴重品を盗まれたと騒ぎ出し、セラピストやお店が盗難を疑われてしまうパターンもあります。

そういったトラブルを未然に防ぐためにも、以下の対策を検討してみてください。

盗難・紛失によるトラブルを未然に防ぐ対策
    ・お客さんが1人にならないような環境を作る
    ・利用料金の受け渡しの際にセラピストに立替させない
    ・鍵付きのロッカーや利用客の目に触れない場所で貴重品を管理する
    ・盗難・紛失に関する規約を明記した誓約書にサインをもらう

利用客のストーカー化

メンズエステでは利用客のストーカー化により、トラブルへと発展するケースも見られます。

マッサージで触られたり会話を交えたりして2人きりの空間で長い時間を過ごしている内に、セラピストを好ましく思う男性もいるでしょう。

中には恋心に発展しストーカー化してしまう人もおり、セラピストが危険な目に会う恐れがあります。

特に危険なのは、派遣型やマンション型の営業形態です。

セラピストは派遣先から自宅へ帰宅するため、後をつけられて自宅を特定されてしまう可能性もあります。

取り返しのつかない事態に陥ってしまう前に、該当するセラピストとお客さんが対面しないように取り計らなければなりません。

お店側でできる対策として有効なのが、顧客管理です。

セラピストが対応して違和感を感じた顧客をマークしておくことで、次回予約が入った際に要注意人物であることが分かります。

お店側から注意を促したり該当のセラピストが接客にあたらないよう対応できたりするので、トラブルを未然に防ぎやすくなるでしょう。

またセラピストの要望を聞いて、接客NGに登録してしまうというのも手です。

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メンズエステのセラピスト同士で起きるトラブル・対策方法

どんな組織でも起こり得ますが、メンズエステでも従業員同士でトラブルに発展するケースが見られます。

セラピスト同士で起きるトラブルと対策方法を紹介するので、ぜひ目を通してみてください。

妬みや僻みによる人間関係のもつれ

妬みや僻みといった人間関係のもつれにより、セラピストが揉めてしまったり退職してしまったりといったケースがあります。

待機場所が分けられておらず、セラピストが対面するような環境のお店でよく見られるトラブルです。

メンズエステで人間関係がもつれる理由は、以下の通り。

人間関係がもつれる理由
    ・セラピスト内で派閥ができている
    ・稼いでるセラピストが妬ましくなる
    ・洗濯や掃除といった雑務の出来が気になる
    ・お客さんが他のセラピストの悪口や嘘を話す
    ・リピート客が他のセラピストを指名する

様々な理由をきっかけに、人間関係にトラブルが生じます。

対策として有効なのは、個室待機にしてセラピスト同士が対面しない環境をつくることです。

そもそも他のセラピストと接触する機会が一切なければ、人間関係を理由としたトラブルは発生しません。

またセラピスト同士が深い関係になるのを避けるために、連絡先の交換を禁止しているというお店もあるようです。

待機室の使用方法に関するトラブル

メンズエステにおけるセラピストの待機方法は、「集団待機」と「個人待機」の2パターンです。

複数人のセラピストが同じ空間で休憩をする集団待機の場合は、待機室の使用方法でトラブルに発展するケースも見られます。

例えば「話し声や携帯の音が煩わしい」「喫煙者の吸うタバコの匂いが嫌だ」など、トラブルに発展する理由は様々です。

そこで有効な対策が、使用方法に関するルールを明確に設定してセラピストに周知すること。

ルールの範囲内であれば文句は言えませんし、それぞれのセラピストが適切に配慮された使用方法を守ればトラブルに発展する可能性を減らせるでしょう。

「タバコを吸うときは喫煙所を利用する」「動画を視聴する時はイヤホンを使用する」など、張り紙をしておくのもおすすめです。

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メンズエステの経営者と他店におけるトラブル・対策方法

メンズエステの経営において、経営者と他店の間でトラブルが発生するケースがあります。

対策方法と合わせて、確認しておきましょう。

引き抜き行為

他店で人気があるような売れっ子のセラピストは、自店に迎え入れたくなるもの。

しかし他店からの引き抜き行為は、業界ではタブーとされています。

採用・教育にかかったコストやセラピストが確保している売上・固定客を考えれば、引き抜き行為がお店に重大な損害を与えることは明白です。

そのためセラピストの引き抜きが発覚した際に、罰金の支払いを要求されたり暴力沙汰に発展したりしたというケースもあります。

勧誘したセラピストがお店に報告することもあれば店舗ページの掲載写真から特定される可能性もあり、引き抜きを隠し通すのは困難です。

リスクを考えれば引き抜きは効果的な求人手法とは言えないので、女性向け求人広告サイトやSNSなどを活用してセラピストを集めましょう。

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同業他店による嫌がらせ

同業者による嫌がらせも、メンズエステ業界の中で見られるトラブルの一つです。

例えば嘘の来店予約や求人応募といった営業妨害、酷いケースだと物損・盗難や在籍セラピストへの嫌がらせといった事件性のある嫌がらせを受ける場合もあります。

他にも、お店の悪評を広められたり虚偽の被害申告で警察へ通報されたりと、嫌がらせのパターンは多種多様です。

そういった嫌がらせに備えて、事前に対策をして営業が滞らないように努めましょう。

おすすめの対策は、以下の通りです。

嫌がらせに有効な対策
    ・防犯カメラの設置やスタッフを常駐させるなどのセキュリティー強化
    ・応募時に電話番号やエントリーシートの提出を求めて業者を排除する
    ・利用客に営業妨害を禁ずる旨を記した誓約書を記入させる
    ・悪質な業者の電話番号や顔写真を控えて警察に通報する

嫌がらせを防犯するのはもちろん、受けた際は最低限の被害で抑えられるようも体勢を整えておくのが大切です。

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まとめ

メンズエステ経営において起こり得るトラブルの原因と対策を解説しました。

改めて、全10種類のトラブルの原因をおさらいしましょう。

メンズエステ経営のトラブル全10種類の原因
    ・セラピストの面接バックレ
    ・セラピストが勝手に施術で違法行為(風俗行為)をする
    ・経営者やスタッフがセラピストに違法行為を強要・指示
    ・利用客がセラピストに違法行為を強要
    ・財物の窃盗や紛失といった金銭トラブル
    ・利用客のストーカー化
    ・妬みや僻みによる人間関係のもつれ
    ・待機室の使用方法に関するトラブル
    ・引き抜き行為
    ・同業他店による嫌がらせ

メンズエステに限らず、経営者は営業において生じるトラブルと常に向き合っていく宿命です。

最悪の場合、摘発されて営業停止になる恐れもあるのでトラブルを軽視してはいけません。

未然に発生を防ぐために対策するのはもちろん、トラブルをスムーズに処理して被害を最小限に留められるよう準備をしておくことが大切です。

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