副業を認めている会社が増えている中、どんな副業であれば稼げるのか考えてはいませんか?
ここ数年、メンズエステが流行っており、副業でメンズエステを開業する方や、セラピストとして活躍する女性が出てきています。
メンズエステの開業はコストを抑えてスタートすることも可能なので、副業候補の一つとして視野にいれるといいでしょう。
とはいっても、「メンズエステって何となーくイメージできるけど、具体的にどういう流れで施術しているの?」という方もいると思いますので、今回は今更聞けない基本知識を紹介します。

目次
副業を考える前に…そもそもメンズエステとは?
メンズエステとは一言で言うと「男性向けのエステサロン」のことです。
痩身、脱毛、肌ケア等の「外見ケア」を目的としたエステティックサロンや、「癒し」を目的としたリラクゼーションエステが代表的なものになります。
近年では、後者の「癒し 」を目的としたリラクゼーションエステが増えており、今回の記事ではこちらについてご紹介していきます。
具体的にどのようなサービス(施術内容)を行うかは、店舗によって細かく異なります。
注意していただきたいのは、メンズエステは「癒し」を目的としているので性的なサービスは一切ないということ。
また医療行為もありません。
稀に風俗の似たお店と混同している方もいますが、ここで紹介する「メンズエステ」とはあくまで「非風俗」になります。
メンズエステと風俗の違いに関しては、下記の記事をご覧ください。

Google Trends(特定のキーワードが注目されているのかを調べることができるサービス)で「メンズエステ」のワードを調べてみると、右肩上がりで注目度が増していることがわかります。
副業でメンズエステを開業する人がいることも納得です。
メンズエステの開業するのに必要な手続き

メンズエステの開業に必要なものは「開業届」のみです。
最寄りの税務署か、国税庁のサイトから届出書を入手することができます。
メンズエステの開業の注意事項
メンズエステの施術内容は「医療行為ではないもの」に限ります。
心地よさや癒しといったエステではなく、マッサージ・鍼灸などの病気の改善や予防目的は医療行為とみなされます。
国家資格を必要とする医療行為は「営業許可」が必要になるので注意しましょう。
もうひとつ注意して欲しいのは、メンズエステは風俗ではありません。
風営法に接触するサービスは厳禁です。
何度も書きますが、あくまでも「癒し」を提供するのがメンズエステです。
性的なサービスを提供する場合は「性風俗特殊営業」の届出を提出する必要があります。
「異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業」と定められています。
風営法については上記の文章を読んだ限りだと曖昧な定義がされています。
下着姿や水着姿等の過度の露出の制服はNGと考えてください。
現在「メンズエステ」というカテゴリーはグレーな業種としての位置づけとなっていますが、誠実に経営している店舗さんが多数存在します。
今後のメンエス業界を盛り上げるためにも、こういうルールはしっかり守っていきたいものです。
施術の流れ(マンション型の場合)
店舗によって若干の流れが変わる場合がありますが、メンズエステ利用時のおおよその流れとなります。
①予約を取る

お客様はサービスを受けたいメンズエステ店を決めて予約をします。
電話や店舗が用意している予約システムから予約します。
②ショートメールを送る

予約後、電話番号の情報で送ることができる「ショートメール」にてお客様に連絡をします。
「予約日」や「施術場所の住所」等必要な情報記載します。
※店舗によってはショートメールを送らず電話で完結する場合もあります。(メンズエステ経営ナビの編集者が行った店舗はショートメール送らないタイプでした)
※予約システムを導入して効率化をはかっている店舗もあります。集客サイトに有料掲載すると、予約システムが無料で使用できるサービスを行っているところも幾つかありますので、開業前にチェックしておくことをオススメします。
アドサーチでは、求人集客広告や予約システム等相談できます。気になる方は是非お問い合わせをしてみて下さい。

③当日お客様と連絡をとる

お客様から店舗に連絡を入れる方法を採用している店舗と、店舗からお客様に連絡を入れる方法を採用している店舗があります。
お客様は、指定された場所に行き、連絡をして、指定の部屋に入るという流れになっています。
④施術

サービスを提供する前に、新規のお客様の場合は「同意書」を書いてもらいます。(詳しくは後程記載)
その後、お客様にシャワーを浴びて紙パンツをはいてもらい、施術開始です。
施術後は再びシャワーを浴びてもらいます。
セラピストを守るために必ず行うこと
新規のお客様に同意書を必ず書いてもらいましょう。
どのお店でも書いてもらっているものになりますが、共通して書いてあることを抜粋すると下記の内容が記載してあります。
- 性的サービスは一切おこなっておりません
- 盗撮盗聴は一切禁止しております
- 禁止事項をお守りいただけないと判断された方はサービスの中断・その際の料金返金には一切応じられません……等
【お客様の署名】と【電話番号】は必ず書いてもらいましょう。
※偽名でもOK。筆跡があれば効力があるそうです。
※セラピストの代筆はNGです。
同意書を書いてもらうことによって、トラブルが起きた際にセラピストを守ることができます。
同意書を書きたがらないお客様がいる場合があると聞いたことがありますが、記載してあることに「同意したくない」ということなので、その場合は施術をお断りするのがいいでしょう。
目先の利益よりも、長く商売をする方が重要になってきます。
「人材」を大切にして、セラピストがパフォーマンスを発揮しやすい環境作りをしていきましょう。

施術時間の設定について

【60分コース】はお試しコースとして設定するといいでしょう。
施術前後のシャワーで15分程度時間が掛かると考えると、実際の施術は45分間となり短く感じる方が多いでしょう。
【90分・120分コース】を設定すると丁度良いのではないでしょうか。
イメージが付きにくい場合は人気店の設定時間を参考にしてみて下さい。
メンズエステの宣伝方法(集客)について
メンズエステの宣伝方法は、大きく分けて2種類あります。
①SNSでの宣伝

Twitterで「メンズエステ」と検索をすると沢山の店舗やセラピストがヒットします。
多くの店舗が行っている = SNSの宣伝が集客につながる
ということで、店舗とセラピストが力を合わせてSNSの運営をしていたり、店舗のオープン前からSNSの活用(特にTwitter)を行ってる経営者の方が多くいるのが現状です。
SNSの運営方法は、人気店のツイートを見て研究をするのがいいでしょう。
どのような情報を発信しているのか、どういう画像を使用しているのか調べてマネするところからスタートしましょう。
②メンズエステ集客サイトに掲載する
メンズエステの集客用のサイトがありますので、いくつかのサイトに掲載をして店舗の宣伝を行います。
最近では店舗の広告予算が増えてきた傾向があるという話を聞いたことがあります。
広告掲載は売上に直結する部分と言っても過言ではありませんので、しっかり考えていきたいところです。
メンズエステ経営ナビでは、エリア毎に反響がある集客求人サイトをまとめました。
また、掲載料金がどのくらいかかるのかおおまかに記載していますので広告予算のイメージもしやすいと思います。
興味がある方はご覧ください。

まとめ
今回はメンズエステを開業する際に必要な基本知識をご紹介しました。
副業として何かに取り組みたいけど、何をするか悩んでいる方の参考になればと思います。
年々メンズエステの人気が上昇しており、新規オープンする店舗が増えてきました。
他店とのサービスの差別化や、店舗の立地、店舗の宣伝方法などメンズエステ店を運営するうえで工夫をしなければいけないことは沢山あります。
「開業することは決めて、ある程度は準備を進めてきたけれども、行き詰っている」
という場合は、メンズエステ経営ナビにお問い合わせを頂ければ、出店エリアに合わせてアドバイスできる方を紹介します。(メンズエステ業界を盛り上げたいので、紹介料などの料金はいただきません)
メンズエステ店は比較的低コストで開業ができるので、チャレンジしやすい業種だと思います。
(出店エリアや、ルーム数等で金額の変動は生じますが100~300万前後程度かかると考えられます。どの規模で開業するかも重要になってきますね。)
是非、副業の候補の一つとして考えてみて下さい!

メンズエステ経営ナビでは、様々なお問い合わせを受け付けております。メンズエステの経営や新店舗の開業、集客/求人サイトへの広告掲載、その他どんなことでもお気軽にお問い合わせください。また、返信までにお時間をいただく場合がございますのでご了承ください。
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