メンズエステ開業のメリット丨開業資金はいくら?【流れとポイント】

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近年、男性をターゲットとしたエステサロンである「メンズエステ」が増加傾向にあります。

若年層だけでなく、幅広い年代の男性から注目を集めており、その需要はどんどん高まりを見せています。

参入しやすい業界でもあるため、メンズエステを開業したいと考える方も増えていることでしょう。

また最近では、セラピスト経験を活かし、満を持して独立!という方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は、メンズエステ開業のメリットと、開業の流れをポイントと共に解説していきます。

1:メンズエステは開業しやすい?

メンズエステの開業は、デリヘルなどの風俗業種の開業に比べて圧倒的にハードルが低く開業しやすい言われています。

一体なぜでしょうか?

まずはその理由から解説していきます。

①メンズエステの開業に必要な資格

メンズエステを開業するのに、特別な資格は必要ありません。

学歴や経験、資格の有無に関わらず開業することができます。

資格取得が必須の業種ですと、資格を取得するための勉強に費やす「時間」や、教材を購入したり受験をするための「お金」が必要になります。

しかし、メンズエステの開業では資格を取得する必要がないため、コストを抑え、気軽に始めることができます。

これだけでも開業のハードルが大きく下がり、始めやすいと感じる方が多いのではないでしょうか。

セラピストに資格は必要?

メンズエステでは、働くセラピストにも特別な資格は必要ありません。
なぜならメンズエステでは、あくまで「癒やし」を提供することが目的のため、医療行為を行うわけではないからです。 セラピストは、オイルなどを使用したマッサージを行うのがメインとなります。 ですので、基本的なエステ技術とコミュニケーション能力さえ備えていれば、十分に活躍をする事が可能です。

②メンズエステの開業に必要な費用(初期費用と運営資金)

メンズエステ開業のためには開業資金として、開業前の準備に必要な「初期費用」と、開業後にお店を経営していくために必要な「運営資金」が必要になります。

下記がメンズエステ開業のために必要な「初期費用」と「運営資金」の内訳の例になります。

※費用の相場は、エリア・時期・契約方法・店舗によって変動がございますので、あくまで一例としてご覧ください。

 
【初期費用】内訳例 相場
物件取得費 120万円~
備品費 20万円~
広告宣伝費 30万円~
HP制作費 3万円~
【初期費用】合計 173万円~
   
【運営資金】内訳例 相場
人件費 ※売上の50%が目安
賃貸料 ※物件の契約状況による
水道光熱費 ※物件の契約状況による
消耗品費 10万円~
広告宣伝費 30万円~
HP運用費 1万円~
【運営資金】合計 ※部分+41万円~

「広告宣伝費」や「HP制作費・運用費」に関しては、プロに見積もりを出してもらうのが一番です。

メンズエステの求人や集客では、広告サイトへの掲載が必要不可欠になります。

アドサーチでは、様々な広告サイトの紹介やご相談を承っているようですので、こちらにお問い合わせしてみるのをおすすめします。

また、ホームページ制作に関しても、プロの手を借りるのが一番効率がよく集客にも期待ができる方法です。

メンズエステ経営ナビでは、おすすめのHP制作会社をご紹介しています。

お問い合わせいただければ、様々な相談をしながら制作依頼をすることができますので、ぜひご連絡ください。


また、メンズエステ開業のために必要な費用は、デリヘルなどの風俗業種の費用に比べ圧倒的に安い金額になります。

下記は、初期費用の相場を比較したものになります。(※一例)

メンズエステ 173万円~
デリヘル 300万円~

なぜこんなにも違いが出るのでしょうか?

一番大きな理由として、セラピストを送迎するための費用の有無が挙げられます。

メンズエステでは、セラピストを送迎するための費用が発生しません。

デリヘルなどの風俗店では、キャストをお客様のいるホテルなどに送迎する必要があるため、下記の費用を用意することになります。

初期費用 送迎用車両の購入費用
運営費用 ドライバーの人件費

それに対しメンズエステは、マンションの一室を借りて営業することが多いため、セラピストの送迎のための車やドライバーが必要ありません。

ですので、デリヘルなどの風俗店に比べ、初期費用・運営資金共にかなりのコスト削減をすることができます。

③メンズエステの開業に必要な届け出

メンズエステ開業のハードルがデリヘルなどの風俗業種に比べて低く、開業資金が安くなる理由として、開業の際に必要となる届出の有無が挙げられます。

メンズエステを開業する際は、届出をする必要がありません。

「性風俗特殊営業」とされる風営法に抵触するサービスを提供するお店を開業する場合、管轄の警察署への届出が必要になります。

さらに、届出後に警察官が立入検査を実施する場合もありますので、その場合は専門家に依頼をして、必要となる図面や資料などの書類を準備することになるので、その分の費用も発生します。

そのため、届出費用だけでもかなり高額な出費になってしまいます。

風営法に抵触するサービスとは?

「異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業」と定められている。

それに対しメンズエステは、あくまで「非風俗」のため、開業の際に届出をする必要がありません。

手間を減らすことができるのはもちろん、開業のための初期費用もその分削減することができます。

※ここでの「届出」とは、「性風俗特殊営業営業開始届出書」のことになります。
開業の際に税務署に提出する「開業届」のことではございませんのでご注意ください。

メンズエステ開業のメリット

以上の理由からメンズエステは、他業種に比べ開業しやすいと言われています。

メンズエステ開業のメリット
  • 経営者もセラピストも資格が不要
  • 開業資金が圧倒的に少ない
  • 送迎用車両の購入費用とドライバーの人件費が不要
  • 届出が不要 ※性風俗特殊営業営業開始届出書

集客・求人の手段をしっかりと抑えることで、ある程度安定した売上を築きやすいのもメンズエステの特徴です。

メンズエステの開業についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらからお問い合わせください。

メンズエステ経営ナビでは、メンズエステ開業のためのサポートも受け付けております。

2:メンズエステの開業に必要な準備

メンズエステ開業に必要な備品・消耗品「マッサージオイル・タオル」に関する画像│メンズエステ経営ナビ

ここからは、これからメンズエステを開業する人向けに、開業前の流れをご紹介していきます。

①店舗の立地選定【メンズエステ開業準備】

メンズエステは他業種に比べ開業しやすいため、人気エリアでは需要に対して供給過多な状態が続いています。

そのため、人気エリアではユーザーの取り合いが起き、競争に負けてユーザーを獲得することができず、せっかく開業したのにすぐに廃業してしまうというケースが多くあります。

よって、ただ単に人気エリアに出店するだけでは安定した売上の確保は見込めない可能性があります。

ですので、出店場所を決める際は、念入りに周辺の競合店のリサーチをすることが重要です。

  • 周辺に競合となるメンズエステ店や風俗店はどれくらいあるのか?
  • 周辺に居酒屋などのお店があるかどうか?
    (お酒を飲んだ流れでメンズエステに訪れるという方も多いので)

このようなところをチェックするようにしましょう。

実際に自身で足を運んでみて、周辺の雰囲気をチェックするのも大切です。

以上を考慮した上で、より自身の店舗にあった出店場所を決定してみてください。

お店を繁盛させる上で重要なのは 「アクセスの良い立地であること」だということはどの業界においても変わりませんので、ここだけはポイントとして抑えてほしいと思います。

②物件の選定【メンズエステ開業準備】

原則として、メンズエステ開業の際は商業利用可能の物件を選びましょう。

事業を行うわけですので、無許可での営業は当然「契約違反」になります。

しかし、 実際のところ無許可で営業してる店舗も少なくありません。

ですが、 不特定多数の男女の出入りがあることから、メンズエステを営業していることが近隣住民やオーナーにバレてしまい、トラブルとなり退去を求められてしまう事例が多く報告されています。

最悪の場合ですと、即刻警察に通報され「摘発」をされるなどの事例が発生しています。

これらのリスクを考えると、当然、許可物件を選ぶ方が安全ですよね。

安定した営業を行うためにも、商業利用可能の物件を選ぶようにしましょう。

③コンセプトを決定【メンズエステ開業準備】

ユーザーに興味を持ってもらい、ニーズに答えるためにも、店舗のコンセプトを明確にすることを心がけましょう。

「ユーザーが求めているものは何か」を事前に調査し、あらかじめ集客したいターゲットを明確にしてからコンセプトを決定するのがポイントです。

  • 集客・求人では他店との差別化を図るため、自店舗のコンセプトを強みとしてアピールすることを忘れずに!

④備品・消耗品を揃える【メンズエステ開業準備】

店舗のコンセプトが決まったら、必要な備品を用意しましょう。

ルームの内装も、店舗のコンセプトに沿ったものにすることが重要ですので、家具や小物などの備品を揃える際に意識してみてください。

メンズエステ開業の際に必要な「備品と消耗品」に関しては下記の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

⑤店舗ホームページを用意【メンズエステ開業準備】

コンセプトが決まったら、店舗のオフィシャルHPを用意しましょう。

店舗の顔となるコンテンツですので、こだわってページを作成しましょう!

オフィシャルHPの準備に関しては、こちらの記事で詳しくまとめております。

⑥セラピスト募集のため求人サイトに広告掲載【メンズエステ開業準備】

セラピストを集めるには、まずは求人サイトへの広告掲載が必要不可欠になります。

サイトによって特色が異なりますので、よく調べてから掲載するサイトを決めることが成功への近道です。

また、質の良いセラピストを揃えるには、掲載内容にも気を配ることが大切です。

料金などの情報はもちろんですが、店舗やルームの雰囲気や待遇など、働く上でセラピストが気になるであろうことをしっかりと記載しつつ、自店舗の強みをアピールしてみてください!

→求人広告サイトについてもっと知りたい方はこちら

さらに最近では、SNSの大幅な普及により、Twitterなどで情報収集をする方が増えています。

メンエス経験者の方であれば、Twitterのアカウントを持っている可能性が高いので、そちらでの求人も有効かと思います。

SNSでの求人方法については、下記の記事をご覧ください。

とは言っても、セラピストの求人を行う上で、やはり求人サイトへの広告掲載は必要不可欠になります。

  • 広告掲載+αでSNSでの求人

上記が当サイトがおすすめする一番の求人方法になります。

広告掲載による求人のポイントをしっかりと抑えた上で、SNSを活用して+αの求人活動を行っていくことが大切です。

また、入れ替わりの多い業界ですので、人数ギリギリの状態で営業をするのではなく、余裕を持った状態で店舗の営業ができるよう、開業後もセラピストの求人には常に気を配るようにしましょう!

⑦集客サイトに広告掲載【メンズエステ開業準備】

せっかくメンズエステを開業したのに、誰にもお店を知ってもらうことができず、全く稼ぐことができないということになっては困りますよね。

安定した売上を獲得するためには、集客サイトへの広告掲載が必要不可欠になります。

サイトによって強みが異なりますので、よく調べ、より自店舗の特色にあったサイトに広告掲載をすることが重要です。

当サイトでも、おすすめの集客サイトをご紹介していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

メンズエステの開業を成功させるためには、開業に向けた準備がとても重要になります。

事前の準備をどれほど念入りに行ったかが、その後の経営状況を左右すると言っても過言ではありません。

1つずつ着実に開業に向けた準備を進めていきましょう。

開業に向けた準備
  • 店舗の立地・物件の選定
  • 店舗のコンセプトを決定
  • オフィシャルホームページを用意
  • セラピスト募集(求人サイトに広告掲載+店舗SNSを作成)
  • 集客サイトに広告掲載する

尚、下記の記事でメンズエステ開業のための基本知識をご紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

メンズエステ経営ナビでは、開業のためのサポートも行っております。

気になる方はぜひ当サイトの問い合わせフォームからご連絡ください。

最後に、みなさまのメンズエステ開業が成功しますよう応援しております!


メンズエステ経営ナビでは、様々なお問い合わせを受け付けております。メンズエステの経営や新店舗の開業、集客/求人サイトへの広告掲載、その他どんなことでもお気軽にお問い合わせください。また、返信までにお時間をいただく場合がございますのでご了承ください。
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